これから上がる株の予想はできない 

多くの人は誤解していますが、これから上がる銘柄というのは予想はできません
例えば、バリュー投資でいうとPERやPBRが低い銘柄は、上昇する銘柄としてよく紹介されていますが、PERが10以下でも、下がるときは下がります
ひどいときは下がり続けて倒産します。
ところが、多くの株本は、これから上がる銘柄を予想しています。

では、嘘をいっているのかというと、そうでもありません。
どういうんでしょう。
確かに、それらの銘柄が上がる確率は高いです。
ただ、100%の確率で上昇するかというと、そんなことはありません。
せいぜい50%そこそこの確率です。
そう、丁半博打と同じ確率です。

仮に上昇したとしても、いつ上昇をはじめるのか、いつまで上昇するのか、いくらまで上昇するのか、いつ下落に転じるのかは、予想もつきません。

では、どうするのか。

上がりそうな銘柄ではなく、上がりだした銘柄を買う。下がりそうな銘柄ではなく、下がり始めた銘柄を売る
そして、上がりはじめ、下がりはじめはチャートで判断する
それだけです。

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株式投資の勉強の最短ルート 

株式投資について、まったく知識ゼロの人が、いっぱしの投資家になるために、必要最低限読むべき本を紹介する。
これまで紹介してない本でも、使えそうな本を厳選した。
読みやすいやさしい順に、入門期、練習期、実戦期に分けてある。
入門期の本は、一度読めば十分だが、練習期、実戦期の本は、何度も読むべき本である。
読んだことがない本は、さっさと買って読め。


<入門期>
◇「株式投資これだけはやってはいけない」(東保 裕之、日本経済新聞社)

元山一証券の社員の、株式投資に関する「べからず」集。
「こうすれば儲かる」といったたぐいの本が多い中で、「これをやったら失敗する」という行動を教えてくれる。(じゃあ、どうすればいい、というのは教えてくれないが。)
初心者の段階で読んでおいた方が、下手な株本にだまされなくてよい。
(証券会社側の都合も明快に示されているので、証券会社にだまされないためにも必読。)
非常に根本的な重要なことを、キチンと説明してあるのが好印象である。
項目ごとに独立しているため読みやすい。
最近、文庫化したので、さらに安価に手に入るようになった。(若干、加筆訂正されている。)
なお、最後の方の投資手法は、いまいちまとまりきっていないので、読む必要はない。

◇「たった7日で株とチャートの達人になる」(ザイ編集部、ダイヤモンド社)

ムックです。株式投資のやり方の初歩を明快に教えてくれる。イラスト、図、グラフなどが満載で、非常にわかりやすいつくり。
なお、7日では達人にはなれないので、投資を始めないこと。
この本では、あくまで投資の基本・常識・用語を学ぶだけである。


<練習期>
◇「投資の王道−株式市場のテクニカル分析」(新井邦宏、日経BP社)

この投資の王道は、シリーズで出版されていますので、間違えないように(一番分厚く、うしろにCDがついているやつ)。
比較的、指標が網羅されており、辞書的にも役に立つ。(特にボリンジャーバンドと一目均衡表はよい)
この本で、罫線(チャート)の本当の読み方を学んでくれ。

◇「株価チャート練習帳」(秋津学、東洋経済新報社)
◇「株価チャート練習帳 スイング&デイトレ編」(同上)


非常にベーシックな投資手法(罫線+平均線+出来高)が学べる。
練習問題形式なので、金を投下する前に、とりあえずの練習ができる。
この程度は、そらで答えられるくらい勉強してから実戦に入れ。
ちなみに東洋経済新報社(会社四季報の出版社)の策動にのって、最近「会社四季報練習帳」というのも出しているが、これは不要。


<実戦期>
◇「デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術」(オリバー・ベレス、グレック・カプラ、日経BP)

デイトレードの本と書かれているが、短期売買一般向けのメンタル系の本。
内容としては、短期売買の心得を、徹底的に何度も何度も同じことを、手を換え、品を換え、本当にしつこいぐらい、同じ事が書かれている。
でも、表現を変えることで納得できるようになることが何度かあったので、著者の意図は成功している。
メンタルの基本を身につけるために、何度も読むべし。
(英語が読めるなら原典に当たれば、翻訳時におとされた第2部が読める。)

◇「投資苑」(アレキサンダー・エルダー、パンローリング)
◇「投資苑2」(同上)


1冊で投資に関するマインド、メソッド、マネー・マネジメントを教えてくれる希有な本。
翻訳はパンローリングの本にありがちな、下手訳なので、自分でキチンと把握することが重要。(英語が読めるなら原典にあたることを推奨。)
「1」と「2」を交互に繰り返し読めば、より両方の内容がよく理解できる。

◇「世紀の相場師ジェシー・リバモア」(リチャード・スミッテン、角川書店)

ジェシー・リバモアの伝記。特に巻末の「投資の鉄則」は必読。
しかし、古本でも高値だから、図書館で借りて読めばよい。(英語が読めるなら原典を推奨。)

投資を勉強するということ 

投資の勉強には、2つの側面があります。
ひとつは、理論
もうひとつは、実戦(実践ではありません。命の次に大事な金の奪い合いですから、戦いです。)。

理論だけでは、実戦では勝てません。
例えばパソコンですら、マニュアルを読んでいるだけでは、使い方は身につきません。
実際に、電源を入れて、マウスをクリックし、キーボードを叩くことで、初めてパソコンを操作できるようになるのです。
投資も同じです。
理論を追いかけているだけでは、儲けはでません。
実際に、金を投下して、相場に身をさらさなければ、その感覚がわからないのです。

しかし、いきなり何の知識もなしに、投資を始めるのは、バカのやることです。
何の訓練もなしに戦場に放り出された新兵は、死ぬしかありません。
少なくとも、携帯している武器の使い方や、身の隠し方、移動の仕方等を訓練していなければ、動く標的と化してしまいます。
丸腰で戦場に立つという愚を冒すことだけは避けるべきです。
大事な虎の子を失ってからでは、挽回はできないのです。

したがって、最初に行うことは、理論の勉強です。
逆はありません。
そのための材料は、これまでの記事を読んでください。
必要な項目は網羅してあります。
また、数多くの優秀な本を紹介してあります。
ただし、一通り目を通したら終わりではありません。
小説などのように、娯楽で読むのではないのですから、しっかり読み込む必要があります。
重要な本は、2度、3度といわず、何度でも読んでください。
線を引きながら、付箋を貼りながら、メモをとりながら、読んでください。
わたしも、ノート丸々1冊、本からのメモで埋まりました。

そうしながら、実際に自分につかえそうな手法を、いくつか選んでください。
順張り、逆張り、酒田罫線法、移動平均線、一目均衡表などなど。
決めたら、その手法を熟知してください。
どうなったら売るのか、買うのか、見送るのか。
そして、その条件をキチンと条件化、文章化して、自分の売買ルール(暫定版)を作ってください。

この勉強と平行してやるべきことがあります。
それは、ある程度のまとまったお金を準備することです。
このあと、少額で投資をはじめていくことになりますが、ただ、それでも数十万円単位の金が必要になります。
しかも、初心者ですから、ちょっとしたミスで、数十万円まるまる吹っ飛ぶことがママあります。
ですから、まずは失くしてもいい金として、百万円を用意してください。
逆に、この金が貯まるまでは、理論の勉強に励み、投資しようなどとは思わないことです。

理論も勉強しました、金も貯まりました。
では、実戦に移りましょう。
では、徐々に小額から投資を行っていきましょう。
最初は、最低限(単元株)で上等です。それ以上、出す必要はありません。
全額いきなり賭けたって、誰もほめてくれません。
四方八方から、喰いちぎられて終わりです。
そのお金は、失くしても仕方がないと覚悟して、投資してみてください。
自分の売買ルールは準備できていますか?
このルール(条件)に合わないものは手出し無用です。
条件が合う銘柄を探すのです。あるいは、条件が合うまで待つのです。

このとき銘柄の選定は、東証1部銘柄にしておいた方が無難です。
理由はいろいろありますが、その1つは、売買高がある程度あるため、好きなときに売れるからです。
緊急事態(例えば、暴落)になったときに、逃げられない(売れない)のでは困ってしまいます。
また、空売りができる銘柄(貸借銘柄)にしておくと、トレードが上達してから、空売りもできます。

買いのシグナルがでたら、とにかく買いましょう。
自分で決めた条件をすべて満たしていることが、確認されたら、どんなに怖くても買いましょう。
そして、同時にロスカットを設定しましょう。
逆指値があるなら、存分に使いましょう。

どうですか、うまくいきましたか。
うまくいかないのが、あたりまえです。
初歩的なミスを起こす場合もあるでしょう、理論そのものを誤解していた場合もあるでしょう、数値の読み方が間違っている場合もあるかもしれません。
まずは、そういったミスを取り除いていきましょう。
そういった場合を除いても、うまくいかないことがよくあります。

これもまた、あたりまえです。
これまでの統計から、必ず上昇する銘柄を買ったとしても、今回も上がるとは限らないからです。
サイコロのそれぞれの目の出る確率は、何度繰り返しても、変わりません。
これまで連続99回「1」が出ているサイコロがあったとしても、次回も「1」が出るとは限らないのと同じです。
過去の確率は、現在に影響を与えないからです。

そして、トレードの最初と終わりには、日誌をつけておきましょう。
つければつけただけ、自分のトレードが上達します。
ここまでが「実戦」です。

次は、再び「理論」です。
今回のトレードを見直しましょう。
上がると思ったのに下がった理由は見つかりませんか?
条件を見落としていないでしょうか、あるいは条件が甘くなかったでしょうか。
見つかったミスは、次回には絶対やらないように意識しましょう。

さらに日誌を使って、数トレードまとめて見直しましょう。
何か法則がないでしょうか。
「上がると思った銘柄ほど、上がらない」とか、「不安だった銘柄ほど、調子がいい」とか。
見返して、自分の弱点が発見できれば、さらに上達します。
ただ、「上がったぁ」、「下がったぁ」、とやっていても、上達は金輪際ありえません。

言っておきますが、人には、順張りが得意な人と、逆張りが得意な人がいます。
それは、その人の性質ですから、仕方がありません。
どんなに魅力的な手法があったとしても、自分にあっていない手法は、どんなにあがいてもできません。
華々しい成果を得られないとしても、自分の得意な手法を磨いていくしかないのです。

こうして、新たな発見を追加して、「実戦」に戻ります。

予測と逆方向に株価が動いていくという状態を抜け出すと、こんどは利食いのタイミングを見失いがちです。
いつまでも上昇していく株価を眺めていてはいけません。
キチンと逆指値を使って(トレイリング・ストップ)、利益を確保してください。
最初は、利幅は少なくていいです。
手数料分も儲ければ上等です。
そのうち、放っておいても、大幅に儲けさせてくれる銘柄が現れます。
それまでは、大儲けは我慢して、厳しいくらいの幅をセットしてください。

最後に、手法と銘柄は、最初はいろいろ試せばいいですが、だんだんと絞り込んでいった方が、楽です。
銘柄との相性も、人それぞれです。
上下に激しく動く銘柄が得意な人もいれば、緩やかに動いていくのが得意な人もいます。一度、儲けられた銘柄があれば、トレード後も監視を続けてください。
「ああ、ここまで上がったら、明日は落ちるな」とか、「ここまで下げたら、明日は反発するな」とか、「ここまで反発したから、もう落ちるな」とか、きっとわかってきます。

どうしてこういうことがいえるかというと、トレードは、所詮は人が相手だからです。
激しい変動をする銘柄には、それを好む人々が集まって、投資をしています。
緩やかに変動する銘柄にも、それを好む人々が、その銘柄を扱っているのです。
株価がただのランダム・ウォーカーだとすると、こんなことは言えません。

さあ、ここまで来るとそんなに大きな損はしなくなるはずです。
数年に一度の大相場が来るまで、じっくり市場を観察し、投資手法を磨き、銘柄を選び抜いてください。
あせらないことです。
あせれば市場は、襲い掛かってきます。
あせった方が、負けなのです。

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今後のブログの更新について 

これまで、ずいぶん投資手法について、書き溜めてきました。

私自身のトレードは、現在のところ、幸いプラスで推移しております。

これまで紹介してきた記事と、紹介した本をよく読めば、あなたにもプラスが続く日が来ると思います。

ですから、これ以上は、投資手法の解説はいたしません。

このブログでは、気が向けば、ニュースに対して意見を言うにとどめようと思います。

だって、市場分析している方が、ブログを書くより、儲かるんですもの。

では、あなたのトレードにもプラスが続く日がきますように。

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日興上場維持 

日興が上場を維持しましたね。
調子に乗って、シティとの提携も、まだ何も決まってないとか言ってるみたいですが。
これで、元に戻ったら、それこそ周りで振り回されていた人がバカみたいです。

それはそれとして。

組織的な粉飾決算は明らかなのに、どうして上場廃止じゃないのか。
政治的なものが働いていると言いますが、これ以上東証の信頼性を貶めてどうするつもりか。
グローバル化した現在は、良くも悪くも外資がなければ、株価の上昇がありえないのは、周知のはず。
ここで不明確な運営をすることに何か意味があるのか。
信頼を失って外資が逃げていったら、困るのはどっちだ。

よく考えて、もっと大所高所から判断して欲しいものだ。